私のバスフィッシング
バス釣りのこと、いろいろ。 ●香川でバス釣り2009.春 2009年4月17日から4日間、香川の釣具店黒鱒屋さんのお世話になり、バス釣りを楽しんできた。 店長の佐藤さんは10年来の友だち。9年前にお店を出されてからは、毎年のようにゲストとしてご招待いただき(バス釣りブームの頃、僕は専門誌での連載で、けっこう露出していたのです。笑)、今もお店の常連さんらといっしょに釣りや恒例のバーベキュー大会を通して楽しい交流をさせていただいている。それにしても、9年という歳月は長いもの。はじめの頃中学生だった少年がいまは大人となり、車で釣り場を案内して下さったり、なかなか彼女ができないでいた男子がついに相手を見つけたり、店長がスーパーカー(死語!)に乗るようになったりと、いろんな変化があって面白い。 釣りというもの、また、このお店を通して出会った人間関係は大きな僕の宝物。これからも大事にしていきたい。 2009年4月21日 記 ●あの日のスモールマウス さすがにあんな釣りはもう、出来ないだろう。 1995年6月3日早朝。アウトドア雑誌の編集者にライターさん、それからルアーメーカーのスタッフに僕という総勢5名のパーティーは、長野県は野尻湖の湖畔に立っていた。 編集者の2名は、すでに前年、裏磐梯の檜原湖でこの魚の釣りを味わっていた。 「トップウォータープラグを沖に遠投して、とにかく高速で巻いてくるとドカーン! ですよ」と、編集S。 ホントか!? バス釣りって、例えば倒木やオーバーハングなんかの陰ををタイトに攻めていくような、もっと繊細なイメージがあったけど…と、当時まだバス釣りを始めたばかりの僕は思った。だが、言われた通りにやってみれば、これがスゴイことに! スピニングタックル(このときはまだベイトタックルを持っていなかった)で沖にブン投げたノトスのレッドペッパー.jrを、まるで高速回収するかのように思い切りハンドルを回してただ引きしてくれば、GTのごとく水しぶきを上げ水中から凄まじい勢いでバイト! 僕だけではない、ほかのみんなが投げるルアーにもバイト! バイト! バイト! どっか〜〜〜ん!! 野尻湖のスモールマウスバス釣りは、この年初めて解禁されたのだった。まだまだルアーにウブであった彼らは、ただただ好奇心に任せ、僕たちの投げるニセモノの魚に対して素直な反応を見せてくれたのだろう。 1990年代後半に起こったバス釣りブームは、このあとくらいから急速に加速し、燃え上がっていった。檜原湖もそうだが野尻湖の釣りもメジャーになった。そして現在、こんな釣り方がスモールマウスバスのパターンだなんて話は聞かない。なにかの拍子で、あのときのようにバスたちが猛烈ハイになる瞬間に出くわすことはあるかもしれないけれど…。 2008年12月8日 記 つづく。
by tokishin66
| 2008-11-27 16:52
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by tokishin66 |
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